本を読む時間が減った。でも、本との距離は近くなった。

本を読む 読書

「最近、本読めてないな。」

本棚を見るたびに、そう思う。

読みたい本はたくさんある。
買ったまま積んである本もある。

「今年はたくさん読もう。」

そう思っていたのに、気づけば本を手に取ることもなく、毎日があっという間に終わってしまう。

仕事から帰れば家事がある。
子どものこともある。
ブログを書いたり、noteを書いたり、やりたいことも増えた。

昔のように、休日を丸一日読書に使うことなんて、ほとんどなくなった。

だから時々、「最近、本を読めていないな」と焦ることがある。

でも、少し考えてみると、本との距離が遠くなったわけではないのかもしれない。

むしろ以前より、本で読んだことを日々の生活に持ち帰って、あれこれ考えることは増えている気がする。


読む量は減った。でも、本は生活の中にいる。

最近、本を読むスピードは確実に落ちた。

一冊を読み切るまでに何週間もかかることもある。

本を開いては寝落ちして、何日も同じところを読み直して、全然前に進まない時もあるし。(笑)

それでも、本屋さんへ行くのは好きだし、新刊の情報を見るのも楽しい。

健康診断の帰りに筋トレの本を買って、「よし、筋肉をつけよう」と思ったこともある。

読みたい本のリストは、どんどん増えていく。

読む時間は減っている。

それなのに、「これ読みたい」「これも知りたい」と思うことは、むしろ増えている。

そう考えると、本を読む量は減っていても、本の存在は以前より身近になっているのかもしれない。


読書は「読むこと」だけじゃない。

以前の私は、「本を何冊読んだか」を気にしていた。

もちろん、たくさん読むことには価値があると私は思う。

ライフネット生命の創業者である出口治明さんは、人生の視野を広げるために「人・本・旅」が大切だという考えをよく語っています。

私は、これにすごく納得しています。

なんだったら、「人」と「旅」の一部まで本で補うことができるのが、読書なんじゃないかと思っています。

自分では経験できない人生を知ることができる。

行ったことのない場所を知ることができる。

自分とはまったく違う考え方に出会うこともできる。

だから今は、一冊の本から一つでも自分の経験値が増えれば、それで十分と思うようにしています。

本を閉じたあとに、

「これは仕事にも活かせそうだな。」

「ブログで書いてみたい。」

「私はこの考え方が好きだな。」

そんなふうに、読んだことを自分の生活に持ち帰る。

以前は「一冊読み終わった」ということに満足していたけれど、今は読んだあとに考えている時間の方が長くなったのかもしれません。

そう考えると、本を読む時間は短くなっても、本と向き合う時間は、むしろ増えている気がします。


本は、「知識」より「対話」をくれる。

以前の私は、本を読む理由を聞かれたら、「知識を増やすため」と答えていました。

もちろん、それも間違いではないと思います。

でも最近は、少し違う。

本を読むと、

「私はどう思う?」

と考える時間が増えました。

著者の意見にうなずくこともあるし、「私は少し違うかな」と思うこともある。

時には、「いや、それは違うだろう」と心の中でツッコむことだってあります。(笑)

そのやり取りが面白い。

本に書いてあることを全部正解として受け取るのではなく、そこから自分なりに考える。

本は、答えを教えてくれるものというより、自分と対話するきっかけをくれる存在になりました。


読めていないことより、残っているものを大切にしたい。

年間に何冊読んだか。

読書家と呼ばれる人から見れば、私はきっと少ない方だと思います。

でも、それでいいかな、と思いつつ、今はゆっくり本を読んでいます。

大切なのは、本棚に並んだ冊数ではなく、自分の中に残り、自分の経験の一部になったものがどれだけあるかなんじゃないだろうか。

忙しい毎日でも、本を開けば少しだけ視野が広がる。

知らなかったことを知るたびに、選択肢が一つ増える。

私は昔から、

「知っていることが多いほど、生きやすくなる。」

そう思ってきました。

たくさん読める時期があってもいい。

なかなか読めない時期があってもいい。

それでも、本から離れなくていい。

これからも、一冊ずつ。

自分の人生に何かが残るような読書をしていきたいと思います。


🧪 今日の研究結果

本を読む時間は減った。

でも、本との距離は近くなった。

何冊読み終えたかより、その本から何を持ち帰ったか。

読んだ言葉が、自分の考えや選択肢の一つになっていく。

そんな読書も、きっと悪くない。


📖 noteでは

この記事を書きながら、もう一つ気になったことがあります。

本との距離は遠くなっていない。

読む量だけが読書の価値ではないとも思っている。

それなのに私は、どうして「最近、本を読めていない」と焦るんだろう。

忙しい生活の中から「本を読む余白」がなくなっていくことへの焦りについて、noteでもう少し考えて書いていこうと思ってます。書けたらこちらにもリンクしますね。

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